第二次世界大戦終結直後――ホロコーストの凄惨な実態が世界に明らかになる中、米陸軍精神科医ダグラス・ケリー中佐(ラミ・マレック)は、元国家元帥にしてヒトラーの右腕であったヘルマン・ゲーリング(ラッセル・クロウ)をはじめとするナチス高官たちの精神鑑定という、極めて異例の任務を任される。一方、連合国側は、断固たる姿勢を貫く米国首席検察官ロバート・H・ジャクソン最高裁判事(マイケル・シャノン)を中心に、ハウイー・トリースト軍曹(レオ・ウッドール)、デイヴィッド・マクスウェル=ファイフ(リチャード・E・グラント)、グスタフ・ギルバート(コリン・ハンクス)、ジョン・アメン大佐(マーク・オブライエン)、バートン・C・アンドラス(ジョン・スラッテリー)らとともに、ナチス政権の残虐行為を裁く前例なき国際軍事裁判の実現に奔走していた。やがてケリーは、“患者”たちと向き合う中で、ゲーリングとの危険な心理戦へと引き込まれていく。彼の圧倒的なカリスマ性と狡猾さに触れるうち、ケリーはある恐るべき真実に直面する――ごく普通の人間であっても、想像を絶する悪を成し得るということに。