1984年(昭和59年)から1990年(平成2年)にかけての、新宿・歌舞伎町。腕っぷしが強く、情に厚いヤクザ・竜二(柳楽優弥)は、舎弟たちから慕われる男。愛するまり子(川栄李奈)と出会い、息子が生まれ、守るべき家族を得たことを機に、裏社会から足を洗うことを決意する。カタギとなった竜二は、酒屋の配達員として懸命に働く。決して楽ではないが、それは自ら望んで手に入れた、慎ましくも穏やかな暮らしのはずだった。しかし、薬物に溺れた兄弟分・カズ(三宅健)、そして舎弟であり、竜二にとって“もう一つの家族”でもある直(萩原利久)とひろし(JUNON)との再会が、封印していた過去へと竜二を引き戻していく――。