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日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作は、同僚の木田とともに来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。妻や子供との関係もうまくいかず渇いた日々。 県内全域で給水制限が発令される中、岩切は二人きりで家に残された恵子と久美子の幼い姉妹と出会う。 父は蒸発、一人で姉妹を育てる母も帰ってこない。 困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。 葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが―。