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いつとも知れぬ戦乱の世。とある島国の深い《オボロの森》の中、野良犬のごとく屍の山を漁る男が一人。その名は《ライ》。落武者狩りで屍から金品を奪っていたところに《オボロの魔物》が現れ、《ライ》の奥底にある欲望を呼び覚ます。それは、この国の王座を我がものにすること――魔物が与えた〝オボロの剣〟は《ライ》の舌に合わせて動き、人を斬っては赤い血の雨を降らす。この出会いこそが破滅の始まりだった――。