ロンドンで発生した人間を瞬時に凶暴化させるウイルスのパンデミックから28年後...わずかな生き残りはウイルスが蔓延した本土を離れ、孤島に身を潜めて厳しいルールの下で暮らしていた。そこに暮らす親子、ジェイミーと息子のスパイクは、ある任務のため島民の忠告を振り切り、本土へ向かう。島と本土を結ぶのは一本の土手道のみ。美しい自然が広がる本土には変わり果てた感染者が潜み、人間の頭蓋骨の塔が立つ、人間が人間ではなくなっている世界──。そこで親子は奇跡的に生き残ったケルソン博士に出会い、ある驚愕の事実を知る。これは世界的パンデミックを経験した私たち人類に向けられた“黙示録”なのか? それとも──。