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かつてレコードデビューを夢見たものの、僕のためにその夢を諦めた父さん。横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきた。僕はそんな父さんが大好きだった。だがある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。 すべてを忘れゆく父さんを繋ぎとめたのは、強く優しい母、強い絆で結ばれた仲間、そして父さんが愛した音楽だった大好きな歌を歌う時だけ、いつもの父さんが戻ってくる。 父さんの夢は僕ら家族の、皆の夢となって再び動き出す。