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■ホムンクルス Midland Square Cinema

ストーリー / 解説

禁断の実験の果てにみる“人間の正体”とは―

一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。過去の記憶も感情も失い、社会から孤立していた。そこに突然、奇抜なファッションに身を包んだ研修医・伊藤学が目の前に現れる。
「頭蓋骨に穴を空けさせて欲しい」
「あなたじゃなきゃ、ダメなんです」
突然の要求に戸惑う名越だったが、 “生きる理由”を与えるという伊藤の言葉に動かされ第六感が芽生えると言われるその手術<トレパネーション>を受けることに。術後、名越が右目を手で覆い、左目だけで見たのは、人間が異様な姿に変貌した世界だった。その現象を「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」と説く伊藤。彼はその異形をホムンクルスと名付けた―。
ホムンクルスと化した人々の心の闇と対峙していく中で、名越の過去が徐々に紐解かれ、自らの失った記憶と向き合うことに。果たして名越が見てしまったものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか?取り戻した記憶に隠された衝撃の結末とは?!

原作は、人間や社会の深部を鋭く切り取り描き続けてきた漫画家・山本英夫による累計発行部数400万部超えの国民的カルト漫画。独創的な内容から“映像化不可能”とも言われていた原作を、連載開始から10年以上の時を経て、国内外で活躍する映画監督・清水崇が、大胆で独特なタッチと繊細な心理描写で描き出す。

記憶も社会的立場も失い、禁断の実験により運命が狂い出す主人公・名越進を演じるのは綾野剛。名越に、頭蓋骨に穴を空ける手術=トレパネーションを施す研修医・伊藤学を成田凌が演じる。映画オリジナルの役柄“謎の女”を岸井ゆきのが、原作においても印象的なキャラクターである女子高生1775役に石井杏奈が登場。さらに、名越に意外な深層心理をえぐり出されるヤクザの組長役に内野聖陽と、物語の鍵となる個性豊かな俳優陣が競演する。
劇中音楽、メインテーマを担当するのは、常田大希が率いる音楽集団millennium parade。劇中に使用する全ての楽曲を書き下ろし、映画全体の独特な世界観を彩る。誰しもが抱える心の慟哭を実力派俳優が狂おしいまでの人間味で演じ、”人間の正体”を赤裸々に投影した衝撃のサイコミステリーがここに誕生した。

  • 監督
  • 清水崇
  • キャスト
  • 綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽
  • レイティング
  • PG12
  • 制作国
  • 日本
  • 備考
  • (C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
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