20世紀を代表する美術界の巨匠ピカソ。美術教師の父の影響のもと技術を磨いた幼少期、愛と人生に苦悩し新たな表現を模索し続けた「青の時代」、「ばら色の時代」。そしてピカソ25歳の時、彼の名を世界中に知らしめ、“現代絵画の出発点”といわれるようになる『アヴィニョンの娘たち』が描かれる。
ピカソはいかにして「ピカソ」となっていったのか?若き日のピカソに大きな影響を与えた故郷スペインのマラガ、バルセロナ、そして芸術の都パリの3都市をめぐり、数々の初期の貴重な作品と彼の青春時代の道のりに焦点をあてた意欲作。