居場所をなくした人々が、ここで出会い、ここで癒され、ここからまた自らの人生へ旅立っていくー
長野県のとある精神科病院
死刑執行が失敗し生きながらえた梶木秀丸。幻聴に苛まれるチュウさん。DVが原因で入院する由紀。
三人は家族や世間から遠ざけられながらも心を通い合わせる。
彼らの日常に影を落とす衝撃的な事件はなぜ起きたのか。それでも「今」を生きていく理由とはなにか。
法廷で明かされる真実が、こわれそうな人生を夜明けへと導くー
山本周五郎賞を受賞した帚木蓬生のベストセラー小説「閉鎖病棟」を、「愛を乞うひと」の平山秀幸監督・脚本で映画化。
笑福亭鶴瓶が秀丸役で「ディア・ドクター」以来10年ぶりに主演を務め、秀丸と心を通わせるチュウさんを「そこのみにて光輝く」の綾野剛、女子高生・由紀を「渇き。」の小松菜奈がそれぞれ演じる。