初めての旅はハプニングの連続!?世界を巡ってアジャが見つけた大切なものとはー
ムンバイで暮らす青年アジャは、幼い頃から路上で空中浮遊やイリュージョンなどマジックショーを披露して生きていた。しばしば盗みを働くこともあったが、それは一度も会ったことの無い父親に会いにパリへ行く費用を稼ぐためでもあった。
しかし夢半ばで母が他界。アジャは、母の遺灰とパスポート、100ユーロのニセ札を持って、父を探しにムンバイからパリへ向かうことを決意する!
花の都パリへ着いたアジャがまず向かったのは、とあるインテリアショップ。幼い頃に家具のカタログ雑誌を見てからというもの、カラフルでお洒落な家具に憧れていたのだ。その店でアジャは運命的な出会いを果たす。家具を買いに来ていたアメリカ人女性マリーに一目ぼれ!次の日にデートの約束をする。
その夜泊まるあての無いアジャは家具店にあるクローゼットの中で眠りにつくが…なんと!そのクローゼットは真夜中にロンドンに向けて発送されてしまう。さらに意図しない出来事に次から次へと巻き込まれ、パリからロンドン、スペイン、ローマ、リビアへ!
行く先々でいろいろな国の人たちと出会うアジャ。ローマでは大女優ネリーと夢を語り、リビアでは難民キャンプで知り合った仲間と危険なミッションに挑み、出会った人々の人生をより良い方へと後押しする。
そしてアジャ自身も、思いがけなく始まったこの旅が、自分の生き方を大きく変えていることに気づいていくー
世界30カ国で販売された人気小説「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」を映画化し、クローゼットに閉じ込められたことから世界を巡るはめになったインド人青年の顛末を、「人生、ブラボー!」のケン・スコット監督が描いた。
主人公アジャ役は、インドのスーパースター、ラジニカーントの娘婿にあたるダヌーシュ。