高校生の岡田卓也はクラスの寄せ書きを届けるために行った病院で、入院中の同級生・渡良瀬まみずと出会う。
明るく振舞う彼女が患う病気は“不治の病・発光病”。
細胞異常により皮膚が発光し、その光は死が近づくにつれて強くなるという。
そして、成人するまで生存した者はいない―。
卓也は病院から出ることを許されないまみずの“叶えられない願い”を代わりに実行し、その感想を伝える【代行体験】を行うことに。
代行体験を重ねるごとに、まみずは人生の楽しみを覚え、卓也は彼女に惹かれていく。
しかしその反面、迫りくる死の恐怖が2人を襲う。
そして卓也に隠された“ある過去”を呼び覚ます。
第23回電撃小説大賞(KADOKAWA)にて、選考委員から圧倒的な支持を受け《大賞》を受賞した佐野徹夜のデビュー作『君は月夜に光り輝く』。胸をつく感動的なストーリーと、若者に絶大な支持を得ているイラストレーターloundrawの装丁の人気もあいまって、デビュー作ながら異例のヒットをとばし累計発行部数30万部を突破。
『君の膵臓をたべたい』『世界の中心で、愛をさけぶ』と並ぶ、「生と死」に向き合う新時代の純愛物語が待望の映画化!