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スターリンの葬送狂騒曲 Midland Cinema

ストーリー / 解説

スターリンが死んだ! 厳かなはずの国葬の裏で、絶対権力者の座を巡り、狂気のイス獲りゲームが始まる。

“敵”の名簿を愉しげにチェックするスターリン。名前の載った者は、問答無用で“粛清”される恐怖のリストだ。時は1953年、モスクワ。スターリンと彼の秘密警察がこの国を20年にわたって支配していた。
下品なジョークを飛ばし合いながら、スターリンは側近たちと夕食のテーブルを囲む。道化役の中央委員会第一書記のフルシチョフの小話に大笑いする秘密警察警備隊長のベリヤ。スターリンの腹心のマレンコフは空気が読めないタイプで、すぐに場をシラケさせてしまう。 明け方近くまで続いた宴をお開きにし、自室でクラシックをかけるスターリン。無理を言って録音させたレコードに、ピアニストのマリヤからの「その死を祈り、神の赦しを願う、暴君よ」と書かれた手紙が入っていた。それを読んでも余裕で笑っていたスターリンは次の瞬間、顔をゆがめて倒れ込む。
お茶を運んできたメイドが、意識不明のスターリンを発見し、すぐに側近たちが呼ばれる。驚きながらも「代理は私が務める」と、すかさず宣言するマレンコフ。側近たちで医者を呼ぼうと協議するが、有能な者はすべてスターリンの毒殺を企てた罪で獄中か、死刑に処されていた。仕方なく集めたヤブ医者たちが、駆け付けたスターリンの娘スヴェトラーナに、スターリンは脳出血で回復は難しいと診断を下す。
その後、スターリンはほんの数分間だけ意識を取り戻すが、後継者を指名することなく、間もなく息を引き取る。この混乱に乗じて、側近たちは最高権力の座を狙い、互いを出し抜く卑劣な駆け引きを始める。表向きは厳粛な国葬の準備を進めながら、マレンコフ、フルシチョフ、ベリヤに加え、各大臣、ソビエト軍の最高司令官ジューコフまでもが参戦。進行する陰謀と罠―果たして、絶対権力のイスに座るのは誰?!

「驚くべき物語が、さらに驚くことに、ほとんど事実」であるために、フランスで出版されるや物議と人気がヒートアップしたベストセラーの映画化が実現。
メガホンをとったのは、アカデミー賞ノミネートとエミー賞受賞歴のあるアーマンド・イアヌッチ監督。 スティーヴ・ブシェミら個性派が、俳優生命を自ら危機に追い込むほどの熱演を披露。
ロシアでは政府が急遽上映を禁止したが、ヨーロッパを始め、アメリカ、オーストラリアなど各国で続々スマッシュヒットを記録!どの国の観客も笑いに引きつりながら、ひょっとしてこれは今のわが国のことでは?とヒヤリと背筋が冷たくなる、壮大なのに姑息、大真面目なのに可笑しくて、卑劣で残忍なのにひき込まれる、史上最もドス黒い実話に基づくブラック・コメディ!

  • 監督
  • アーマンド・イアヌッチ
  • キャスト
  • スティーブ・ブシェーミ、サイモン・ラッセル・ビール、ジェフリー・タンバー
  • レイティング
  • 指定なし
  • 制作国
  • イギリス
  • 備考
  • (C)2017 MITICO - MAIN JOURNEY - GAUMONT - FRANCE 3 CINEMA - AFPI - PANACHE -PRODUCTIONS - LA CIE CINEMATOGRAPHIQUE - DEATH OF STALIN THE FILM LTD
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