アンヌ、19歳。パリに住む哲学科の学生。そして恋人はゴダール。
映画、恋、五月革命- 少女が駆け抜けた青春の日々。
もうすぐ20歳のアンヌは、それまで予想だにしなかった刺激的な日々を送っていた。世界中から注目される気鋭の映画監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、彼の新作『中国女』の主演を飾ることになったのだ。
新しい仲間たちと映画を作る日々、そしてゴダールからのプロポーズ。初体験ばかりの毎日を彼女は夢中で駆け抜けていくが、1968年の五月革命が2人の運命を変えていく-
原作は女優であり、作家であり、ゴダールの妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説。
そのアンヌに扮するのは、『ニンフォマニアック』でスクリーンデビューを飾り、MiuMiuフレグランスの広告塔を務めるなど、ファッショニスタとしても大注目されているステイシー・マーティン。
ゴダールを演じるのは、圧倒的な役作りで世界を唸らせたルイ・ガレル。天才の孤独や偏屈さ、それでも憎めないチャーミングな一面を、ユーモアと敬愛を込めて描き上げる。
ファッション、ヘアメイク、インテリア、音楽、映画-今も全く色褪せない60年代フレンチカルチャーが、鮮やかにスクリーンに甦る。