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素敵なダイナマイトスキャンダル Midland Cinema

ストーリー / 解説

芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった-

バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年が、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、周囲から爪弾きにされ、医者にまで見放された母親が、山中で隣家のひとり息子と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ─父親と弟と自分を残して…
その後、都会に憧れ、大阪の町工場に集団就職したが軍隊のような労働環境に絶望し、上京。キャバレーの看板描き、イラストレーターを経て、小さなエロ雑誌の出版社へ。編集長として新感覚のエロ雑誌、立て!男のエキサイトマガジン「NEW self」を創刊。
読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々のなかで荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川原平、嵐山光三郎、田中小実昌、秋山祐徳太子、平岡正明ら、錚々たる表現者たちが参集する。「NEW self」が発禁処分により廃刊となると末井は懲りずに映画雑誌の皮をかぶったエロ雑誌「ウイークエンド・スーパー」を創刊。以降も警察とのいたちごっこを繰り返し、同誌が廃刊となると今度は「写真時代」を創刊。既存の写真雑誌が排除するような“スゴイ写真”ばかり載せることをモットーに生まれたこの雑誌は、やがて35万部まで発行部数を伸ばす。異端が大ヒットし、時代をつくったのだ。
稀代の雑誌編集者・末井昭が綴り、1982年に刊行されて以来、時代を超え、さまざまな出版社から文庫化され、版を重ねている自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」が、ついに映画化!
エキサイティングな人生を激しく、しかし飄々と歩む末井青年に扮するのは、抜群の演技力で日本映画界から信頼され愛される俳優、柄本佑。18歳から40歳までの主人公の浮き沈みを、60年代からバブル期までの時代の空気を色濃く感じさせながら演じきり、原作者の末井本人からも「他人の気がしない」とお墨付きを得た。

  • 監督
  • 冨永昌敬
  • キャスト
  • 柄本佑、前田敦子、三浦透子
  • レイティング
  • R15+
  • 制作国
  • 日本
  • 備考
  • (C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会
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