「太陽」の桃井かおりとイッセー尾形が夫婦役で再共演を果たした人間ドラマで、日本とラトビアの初共同製作映画。ある出来事をきっかけに心を閉ざし、神戸で孤独な日々を送っていたケイコ。着物ショーに参加するためラトビアの首都リガを訪れた彼女は、かつて震災で行方不明になった夫と不思議な再会をする。それ以来、夫は度々ケイコの前に現れるようになるが、ケイコは現実だと思えず邪険な態度を取り続ける。そしてついに夫を受け入れたケイコを、悲しい別れが待ち受けていた。桃井とはこれが3度目のタッグとなるラトビア出身のマーリス・マルティンソーンスが監督・脚本・編集を手掛けた。