人間関係が希薄になった現代 人と人との絆、家族の絆を取り戻したい
東京・新宿に住む君原家。父・信介は、いじめに遭う小学生の長男、いじめの加害者である中学生の長女に頭を悩ませていた。そんな状況を打破するため、信介は家族の猛反対を押し切り、岡山県の高梁市への一家移住を決定してしまう。
しかし、実際に生活してみると、慣れない田舎暮らしに家族だけでなく、信介自身も不満が爆発。その一方で、6歳の次男・真琴は山奥に暮らす、地元の人たちから「ターザン」と呼ばれる老人と仲良くなっていた。信介はふたたび東京へ戻ることを決意するが、真琴が突然姿を消してしまう。
君原夫妻役を伊原と田中、謎の老人役を岸部一徳が演じる。監督は元NHKディレクターで本作が映画初監督作品となる大森青児。