幸村を英雄に!十勇士が企てた“思いもよらぬ仕掛け”とは―
関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と復権を狙う豊臣家の対立が深まる戦国の世で、“天下に並ぶものなし”の名将として、世間から尊敬を集める真田幸村。しかし実はこの幸村、その男前な風貌と偶発的な幸運の連続によって勝ちを拾ってきただけの気弱な《腰抜け男》だった!
実像と虚像の違いに悩んでいた幸村は、ある時猿飛佐助と運命的に出会う。忍者の里から飛び出してトデカいことを成し遂げたい、と思っていた佐助は幸村を担いで「本物の天下一の英雄に仕立てようじゃないか!」と同じ抜け忍の霧隠才蔵を筆頭に一癖も二癖もある十人の男を集め、世に言う《真田十勇士》を誕生させる!
無き秀吉の妻・淀殿に呼び寄せられた幸村と十勇士たちは、瞬く間に徳川との最終決戦の最前線に立つことになった。戦国最後にして最大の戦い【大坂の陣】の幕開けである!
徳川軍20万VS十勇士、時代を変える大逆転がいま、始まる!!