伝えたい“こえ”がある 聞きたい“こえ”がある
退屈することを何よりも嫌う少年・石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女・西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。
彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで、将也は周囲から孤立してしまう。
やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。
これは一人の少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語―